5日の中国本土株式市場で、上海総合指数は反落。終値は前日比1.00%安の3491.57ポイントだった。深セン成分指数は0.64%安の14462.62ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で1兆1511億4700万元だった。
上海総合指数は安く寄り付いた後、終日マイナス圏で軟調に推移した。前場は小幅安でもみ合う展開が続いたが、後場に下げ幅を拡大すると、心理的節目の3500ポイントを割り込んで引けた。前日に4日ぶりに反発して買い戻しが広がったこともあり、目新しい材料に欠く中、資源・エネルギー株を中心に持ち高調整の売りが出たもよう。中国共産党第19期中央委員会第6回全体会議(6中全会)が来週8−11日に予定されており、様子見ムードも広がった。
セクター別では、石炭や造船がほぼ全面安。電力や化学、鉄鋼、石油などもさえない。半面、文化メディアやセキュリティー機器が高い。ソフトウエアや電子部品なども買われた。
A株市場では、アルミ中国大手の中国アルミ(
601600)や発電会社の国投電力控股(
600886)が5%超安。鉄鋼株の宝山鋼鉄(
600019)や本鋼板材(
000761)のほか、教育サービス会社の中公教育科技(
002607)やディスプレー公告最大手の分衆伝媒信息技術(
002027)も下げがきつい。半面、自動車メーカーの上海汽車集団(
600104)がストップ高。自動車部品メーカーの浙江世宝(
002703)や監視カメラメーカーの浙江大華技術(
002236)、光学フィルムメーカーの浙江水晶光電科技(
002273)なども大きく買われた。
上海B株指数は1.93%安の268.50ポイント、深センB株指数は0.80%安の1154.37ポイントだった。