■レノボグループ（00992）：2021年9月中間決算をきょう発表する。21年4−6月期決算は売上高が前年同期比26.8％増の169億2900万米ドル、純利益が119.0％増の4億6600万米ドルだった。

■澳門博彩控股（00880）：2021年7−9月期決算をきょう発表する。21年6月中間決算は純損益が14億6600万HKドルの赤字だった（前年同期は14億1200万HKドルの赤字）。

■恒基兆業地産（00012）：香港の金融街・中環（セントラル）新海濱民耀街の開発用地を508億HKドルで落札した。1平方フィート当たりの価格は3万1500HKドルと市場予想通りだった。

　4日の香港市場は買いが先行か。米連邦準備理事会（FRB）が利上げを急がない姿勢を示したことで、買い安心感が広がるだろう。FRBは3日の米連邦公開市場委員会（FOMC）で市場予想通りに11月中のテーパリング（資産購入の段階的縮小）開始を決めたが、インフレについては声明文で、引き続き「一時的」との見解を示した。パウエルFRB議長は記者会見でテーパリングは利上げに直結しないと強調した。

　ただ、中国政府の企業統制が景気に及ぼす影響への懸念が根強いなか、ハンセン指数は伸び悩む展開がありそうだ。中国共産党が8−11日に開く第19期中央委員会第6回全体会議（6中全会）を前に、経済政策の指針を見極めたい投資家が積極的な買いを見送れば、上値が重い相場となるだろう。

　3日のNY株式相場は、主要3指数がそろって4日連続で過去最高値を更新した。ダウ平均は5営業日続伸し、ハイテク株主体のナスダック総合は8営業日続伸した。同日の香港株の米国預託証券（ADR）は高安まちまち。大型ネット株のテンセント（00700）とアリババ集団（09988）、国際金融株のHSBC（00005）が香港終値を上回った半面、不動産株の華潤置地（01109）、銀行株の中国建設銀行（00939）、香港コングロマリットの新世界発展（00017）は下回って引けた。

　香港証券取引所は3日、深セン市場との相互株式取引「深港通（深セン・香港ストックコネクト）」の同日の統計を発表した。うち、香港株に投資する「港股通（深）」（深センコネクト・サウスバウンド）の取引状況は次の通り。

■港股通（深セン→香港）
　当日の売買代金　115億6731万HKドル
　　　　　買い代金　60億7349万HKドル
　　　　　売り代金　54億9382万HKドル

■当日の売買代金上位10銘柄

                                  売買代金 買い代金

  1 ﾃﾝｾﾝﾄ（00700）                       848      623

  2 ﾎﾟｯﾌﾟﾏｰﾄ（09992）                    539      517

  3 保利協ｷﾝ能源（03800）                496        0

  4 SMIC（00981）                        470      234

  5 ﾁｬｲﾅ･ﾓﾊﾞｲﾙ（00941）                  361      173

  6 快手科技（01024）                    289      216

  7 小米集団（01810）                    279      155

  8 微盟集団（02013）                    270      166

  9 吉利汽車（00175）                    266      190

 10 薬明生物技術（02269）                253       52
   *金額単位は百万HKドル