3日の香港株式市場で、ハンセン指数は7営業日続落。終値は前日比0.30%安の25024.75ポイントだった。中国企業指数は0.08%安の8856.99ポイント。メインボードの売買代金は概算で1198億4000万HKドルだった。
ハンセン指数は総じてマイナス圏で推移した。終値は連日で10月12日以来、ほぼ3週ぶりの安値を更新。序盤に高くなる場面もあったが、ほどなくして下向きに転じた。心理的節目の25000ポイントをあっさりと割り込むと、一気に下げ幅を拡大した。前日のNY市場で主要3指数が連日で最高値を更新する中、中国ネット・IT株が軒並み安となったことや、本土市場で上海総合指数が3500ポイントを割り込んだことが重荷。もっとも、24800ポイントに近づく水準では下げ渋り、後場に上海総合指数が下げ幅を縮小すると、ハンセン指数は25000ポイント付近まで戻した。後場半ば以降は同節目付近でもみ合った。
ハンセン指数構成銘柄では、太陽光発電用ガラスメーカーの信義光能(
00968)が7%超安と急落。米税関が中国太陽光電池原料メーカー、隆基緑能科技(
601012)の製品を差し押さえたとの報道が嫌気された。スマホ部品メーカーの瑞声科技(
02018)、ニット衣料大手の申洲国際集団(
02313)も3%以上の下げ。半面、スポーツ用品の李寧(
02331)と安踏体育用品(
02020)が大幅逆行高を演じたほか、大型ネット株の美団(
03690)、テンセント(
00700)が後場にプラスに転じ、相場を下支えした。
ハイテク関連銘柄で構成するハンセンテック指数は0.65%安の6273.44ポイントと反落。SaaSプロバイダーの微盟集団(
02013)が13%超安と急落した。ヘルステック大手の平安健康医療科技(
01833)が大幅に続落し、短編動画プラットフォームの快手科技(
01024)も安い。半面、半導体ファウンドリーの華虹半導体(
01347)、SMIC(
00981)が上昇した。