3日の中国本土株式市場で、上海総合指数は3日続落。前場終値は前日比0.38％安の3492.46ポイントだった。深セン成分指数も0.26％安の14339.55ポイントと3日続落。上海、深セン両市場の売買代金は概算で6488億9500万元だった。

　上海総合指数は序盤に前日終値を挟んで一進一退となったが、前引けにかけて下げ幅を拡大。心理的節目の3500ポイントを割り込んで前場の取引を終えた。中国商務部が1日付で一般家庭に指示した生活必需品の備蓄について、同部消費促進司が2日に「各地で生活物資は十分で、供給も完全に確保できている」との声明を発表。同日に大幅高だった軍需関連が反落し、相場の重荷となった。中国本土での新型コロナウイルスの感染再拡大への懸念もくすぶった。10月下旬以降、新規の1日当たり市中感染者が増加傾向にある。

　セクター別では、前日に急伸した造船と航空宇宙が安い。電池材料の金属関連の下げも目立つ。一方、農林水産、石炭、医療などが上げた。

　上海B株指数は0.38％高の271.59ポイント、深センB株指数は0.21％高の1154.88ポイントとともに4営業日ぶりに反発した。

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