2日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は6営業日ぶりに反発。前場終値は前日比0.74%高の25339.33ポイントだった。中国企業指数は0.72%高の8963.72ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で791億7000万HKドルだった。
ハンセン指数は高く寄り付いた後、次第に上げ幅を縮小したが、プラス圏を維持したまま前場の取引を終えた。米株高の流れを引き継いだほか、指数が前日まで5営業日続落し、10月12日以来ほぼ3週ぶりの安値で引けていたことから買い戻しが広がった。ただ、中盤以降に本土相場が下落したことを受けて投資家心理が悪化したもよう。
個別では、生活関連サイト運営大手の美団(
03690)が5%超高。自動車メーカーのBYD(
01211)や医薬品通販事業者の阿里健康(
00241)、豚肉世界最大手の万洲国際(
00288)なども大きく買われた。光学部品メーカーの舜宇光学科技(
02382)やネット通販最大手のアリババ集団(
09988)などもしっかり。半面、本土不動産株の龍湖集団(
00960)や華潤置地(
01109)が安い。政府系投資持ち株会社の中国中信(
00267)や商業銀行の招商銀行(
03968)などもさえない。