■HSBC（00005）：1日のロンドン市場で同社普通株223万1700株を取得したと発表した。1株当たりの取得価格は4.4240−4.4750ポンド。

■理想汽車（02015）：電気自動車（EV）SUV「理想ONE」の2021年10月の納車台数が前年同月比107.2％増の7649台だったと発表した。前月比では7.8％増加した。21年1−10月の納車台数は6万2919台、納車累計は9万6516台だった。

■高キン零售（06808）：2021年1−9月期決算は売上高が前年同期比5.0％減の415億3400万元、純利益は86.0％減の1億1700万元だった。

　2日の香港市場は反発して始まるか。指数は前日まで5営業日続落し、10月12日以来ほぼ3週ぶりの安値で引けていることから買い戻しが優勢になると予想する。前日のNY株式相場が続伸し、主要3指数が連日で最高値を更新していることも追い風になりそうだ。中国政府が打ち出す景気下支え策への思惑買いも下値を支える可能性がある。

　一方、現地時間2−3日開催の米連邦公開市場委員会（FOMC）を前に、量的緩和の縮小（テーパリング）開始を見極めたい投資家は積極的な売買を手控えそうだ。米国では3日にISM非製造業景気指数、5日に非農業部門雇用者数や失業率の発表を控えており、世界経済の景気回復程度にも注目が集まっている。

　1日の香港株の米国預託証券（ADR）は総じて上昇。中国インターネットサービス大手のテンセント（00700）やアリババ集団（09988）、国際金融銘柄のHSBC（00005）やAIAグループ（01299）が香港終値を上回った半面、本土不動産株の華潤置地（01109）が下回って終えた。香港株のADRにサヤ寄せすれば、ハンセン指数は前日終値を300ポイントほど上回って寄り付くことになる。

　1日のNY株式相場は続伸。10月に大きく反発し史上最高値で終了した主要3指数は11月初日の取引でも上昇してスタート。ダウ平均は94.28米ドル高(+0.26％)と3日続伸し、史上最高値を更新して終了。ボーイング、マクドナルド、ゴールドマン・サックスなどがダウ平均を押し上げた。S&P500は0.18％高と3日続伸し、ハイテク株主体のナスダック総合も0.63％高と6日続伸。ともに連日で最高値を更新した。

　小型株指数のラッセル2000は2.65％高と大幅に反発し、主要3指数をアウトパフォームした。先週に時価総額が1兆ドルを上回ったテスラが活発なオプション取引を背景に8.49％高と大幅に4日続伸した。景気回復期待を背景にエネルギー株が軒並み高となったほか、フォード、メーシーズや、空運、クルーズ株も総じて上昇。一方、ハイテク・グロース株はアルファベットが3.07％安、ネットフリックスが1.32％安となったほか、マイクロソフトとアップルも約0.6％下落した。

　9月に4.94％安と8カ月ぶりに大幅反落したS&P500は、10月は6.73％高と大幅反発し、年初来では22.61％高となった。年初からの10カ月でS&P500が20％以上上昇した年は、過去において11月、12月も上昇しており、年末株高アノマリーが意識された。米経済指標では10月ISM製造業PMIが前回の61.1から60.8に低下したが、市場予想の60.5を上回った。

海外市況

 指標                      寄値     高値     安値     終値    前日比  騰落率

 NYダウ                  35833.65 36009.74 35797.97 35913.84    94.28   0.26

 S&P500                   4610.62  4620.34  4595.06  4613.67     8.29   0.18

 NASDAQ                  15541.26 15598.95 15470.82 15595.92    97.53   0.63

 CME225先物              29250.00 29665.00 29155.00 29570.00    20.00   0.07

 FT100                    7288.62  7288.62  7288.62  7288.62    51.05   0.70

 DAX                     15764.55 15849.40 15760.35 15806.29   117.52   0.74

 為替（ドル/円）           114.10   114.44   113.93   114.01    -0.09  -0.07

 ※CME225先物は円建て。前日比は前日の大証日中終値比を記載。