週明け1日の中国本土株式市場で、上海総合指数は小幅に反落。終値は前営業日比0.08%安の3544.48ポイントだった。深セン成分指数は0.17%高の14476.53ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で1兆2231億5900万元だった。
上海総合指数は安く始まった後、徐々に下げ幅を縮小。中盤以降は前週末終値を挟んでもみ合ったが、わずかに下回ってきょうの取引を終えた。中国メディアの財新と英IHSマークイットがきょう発表した2021年10月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)は50.6と前月比で0.6ポイント上昇し、市場コンセンサス予想を上回ったが、中国景気の減速懸念や中国当局による企業統制の動きが警戒され、相場の重しとなった。セクター別では、航空・空港運営、観光・ホテル、港湾・水運などが売られた半面、電子部品、交通設備、非金属などが買われた。
A株市場では、新型コロナウイルスの感染再拡大を警戒し、中国旅遊集団中免(
601888)や中国東方航空(
600115)、上海国際機場(
600009)などが売られたほか、第三者割当増資計画を発表したBYD(
002594)も安かった。半面、寧波均勝電子(
600699)や交通銀行(
601328)、三七互娯網絡科技集団(
002555)、美的集団(
000333)などが買われた。
上海B株指数は1.00%高の274.21ポイント、深センB株指数は0.61%高の1166.76ポイントだった。