週明け1日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は5営業日続落。前場終値は前営業日比1.10%安の25098.87ポイントだった。中国企業指数は0.84%安の8886.09ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で817億1000万HKドルだった。
ハンセン指数は安く寄り付き、序盤に下げ幅を拡大。中国国家統計局が前日発表した10月の製造業購買担当者景気指数(PMI)が前月比で低下し、市場予想を下回ったことで、中国の景気減速を警戒する売りが出た。ただ、心理的節目の25000ポイントを割り込むと買い戻しが入り、同節目を回復して前場の取引を終えた。英IHSマークイットが午前に発表した10月の財新中国製造業PMIが前月比で上昇し、市場予想も上回ったほか、中国本土相場の上昇も意識されたもよう。
個別では、中国インターネット・プラットフォーム企業のテンセント(
00700)とアリババ集団(
09988)、医薬品関連の阿里健康(
00241)と薬明生物技術(
02269)が売られ、相場の重荷となった。火鍋チェーンの海底撈国際(
06862)、香港商業不動産の九龍倉置業地産(
01997)も安い。朝方に第三者割当増資の計画を発表したBYD(
01211)は続落した。半面、前週末に下げた本土金融株の招商銀行(
03968)と中国平安保険(
02318)、衛生用品大手の恒安国際集団(
01044)が買われた。