29日の香港株式市場で、ハンセン指数は4日続落。終値は前日比0.70%安の25377.24ポイントだった。中国企業指数は1.00%安の8961.73ポイント。メインボードの売買代金は概算で1262億6000万HKドル。
ハンセン指数は終日マイナス圏で軟調に推移した。中国当局による企業統制強化の動きが警戒されたほか、積極的な買いにつながる目新しい材料が見当たらない中、週末の中国製造業購買担当景気指数(PMI)の発表を前に様子見ムードも広がった。一方、四半期決算の発表がピークを迎えており、業績を手掛かりに個別物色の動きが活発だった。指数は結局、15日以来、2週間ぶり安値できょうの取引を終えた。
ハンセン指数構成銘柄では、中国平安保険(
02318)が4%超下落したほか、申洲国際集団(
02313)や海底撈国際(
06862)、阿里健康(
00241)の下落も目立った。半面、一部ブランドで値上げを実施すると伝わったバドワイザーAPAC(
01876)が4%近く上げた。万洲国際(
00288)や薬明生物技術(
02269)も買われた。
この他では、中聯重科(
01157)や新天緑色能源(
00956)、北京汽車(
01958)が大幅安となった半面、1−9月期に太陽光発電関連の売り上げが急増したことを好感し、スカイワース(
00751)が14%超上昇した。