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12日の香港市場は米株安を嫌気して売りが先行するか。前日のNY市場は続落。原油高によるインフレ懸念やゴールドマン・サックスが成長率見通しを引き下げたことが投資家心理の悪化につながり、金融株やIT株が下落した。ダウ平均は250米ドル安となり、S&P500やハイテク主体のナスダック総合も0.6%超下落して引けた。
また、ハンセン指数は前日まで3営業日続伸し、1カ月ぶり高値を付けていることから、利益確定の売りも広がると予想する。一方、心理的節目の25000ポイントが下値支持線として意識されるか。中国本土では、今週に金融統計や貿易統計、物価統計の発表を控えており、様子見ムードが広がる可能性もある。 11日の香港株の米国預託証券(ADR)はさえない。大型ネット株のテンセント(00700)、アリババ集団(09988)や欧州金融のHSBC(00005)、アジア生保のAIAグループ(01299)など主力株がそろって香港終値を下回って引けた。香港株のADRにサヤ寄せすれば、ハンセン指数は前日終値を310ポイント超下回って寄り付くことになる。 |
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11日のNY株式相場は続落。上昇してスタートしたが、原油高によるインフレ懸念やゴールドマン・サックスが成長率見通しを引き下げたことが投資家心理の悪化につながった。今週に7-9月期決算を発表するJPモルガン・チェース(-2.10%)などの金融株も総じて下落した。ダウ平均は朝方に205米ドル高まで上昇したが、250.19米ドル安(-0.72%)とほぼ安値引け。S&P500とナスダック総合も0.5%以上上昇後、0.6%以上下落して終了した。NY原油は一時82.18ドルと、2014年10月以来の高値を付け、前日比1.47%高の80.52ドルで終了。投資家の不安心理を示すVIX指数は前日比1.23ポイント上昇し、20.00ポイントとなった。債券市場はコロンブスデーのため休場だった
過去に原油価格の急騰が景気後退をもたらしてきたことで、今後のリセッションへの警戒感が強まった。ゴールドマン・サックスは、経済活動正常化が遅れるとの見通しを背景に、2022年の成長率見通しを+4.4%から+4.0%に引き下げ、2021年についても+5.7%から+5.6%に引き下げた。S&P500の11セクターは小幅に上昇した不動産と素材を除く9セクターが下落。コミュニケーション、公益、金融が1%超下落し、資本財、ヘルスケア、ITも0.5%超下落した。 海外市況 |
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11日の米株式市場で、中国ネット・IT株はまちまち。中国のネット通販最大手アリババ集団(BABA)が前日比1.50%高の163.95米ドルと5営業日続伸。中国の検索エンジン最大手、百度(BIDU)も0.04%高の162.16米ドル3営業日続伸した。主な中国関連ネット・IT株の11日終値は次の通り。
■アリババ集団(BABA):163.95米ドル(+1.50%) ■百度(BIDU):162.16米ドル(+0.04%) ■トリップ・ドットコム(TCOM):31.65米ドル(-0.53%) ■JDドットコム(JD):78.00米ドル(-0.78%) ■ウェイボー(WB):48.11米ドル(-0.93%) ■ネットイース(NTES):96.00米ドル(-0.33%) ■モモ(MOMO):11.94米ドル(+5.85%) ■レンレン(RENN):25.05米ドル(+4.46%) ■滴滴出行(DIDI):8.38米ドル(+2.57%) ■捜狐(SOHU):21.76米ドル(+0.05%) ■チーター・モバイル(CMCM):1.60米ドル(+1.27%) ■テンセント・ミュージック(TME):7.66米ドル(-0.39%) |
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