終値     前日比   騰落率

NYMEX原油 中心限月       78.30     0.87     1.12%

COMEX金 中心限月       1759.20    -2.60    -0.15%

LME銅 3カ月物          9280.15   234.50     2.59%

LMEアルミ 3カ月物      2945.65    48.35     1.67%

　8日の香港市場は堅調か。7日のNY株式相場は3日続伸。上院共和党が連邦債務上限の短期的引き上げに賛成する姿勢を示したことで米国債のデフォルト懸念が後退した。新規失業保険申請件数が予想以上に減少したことも安心感につながった。同日の香港株の米国預託証券（ADR）は、HSBC（00005）やテンセント（00700）、アリババ集団（09988）が香港終値を上回って引けており、香港株のADRにサヤ寄せすれば、ハンセン指数は前日終値を260ポイント超上回って寄り付くことになる。

　一方、前日の香港市場でハンセン指数は3.07％高と大幅に反発。米国と中国の両首脳が年内にもオンライン会談すると伝わったことで、米中関係の改善に期待する買いも入り、指数は心理的節目の24000ポイントを回復し、9月17日以来、約3週ぶり高値水準を付けた。今晩には米雇用統計も控えており、週末を前に利益を確定する動きも予想される。

　なお、国慶節の連休で休場となっていた中国本土市場の取引が1週間ぶりに再開されることから、本土市場の値動きも注目される。

　7日のNY株式相場は3日続伸。上院共和党が連邦債務上限の短期的引き上げに賛成する姿勢を示したことで米国債のデフォルト懸念が後退した。新規失業保険申請件数が予想以上に減少したことも安心感につながった。共和党マコーネル院内総務が12月までの債務上限停止の延長を認める方針を示したことで前日の日中から上昇に転じたダウ平均は一時、558米ドル高まで上昇し、337.95米ドル高(+0.98％)で終了。ダウ平均採用銘柄はベライゾン、アムジェンなど4銘柄を除く26銘柄が上昇。ユナイテッドヘルス、ダウ・インク、ホーム・デポ、ナイキ、キャタピラーなどが2％超上昇し、ビザ、メルク、ウォルト・ディズニーなども1％超上昇した。

　S&P500とナスダック総合もそれぞれ0.83％高、1.05％高となり主要3指数がそろって3日続伸した。週初からではダウ平均が1.25％高、S&P500が0.98％高と上昇幅を拡大し、ナスダック総合も0.60％高とプラス圏を回復した。

　米10年債利回りは一時1.58％と6月17日以来の水準まで上昇したが、ハイテク・グロース株は総じて堅調だった。S&P500の11セクターは公益（-0.53％）を除く10セクターが上昇。一般消費財、素材、ヘルスケアが1％超上昇し、IT、資本財、エネルギー、金融も0.5％超上昇した。投資家の不安心理を示すVIX指数は19.54ポイントと前日比1.46ポイント低下。9月27日以来、8営業日ぶりに20ポイントを下回って終了した。

海外市況

 指標                      寄値     高値     安値     終値    前日比  騰落率

 NYダウ                  34509.72 34975.19 34509.72 34754.94   337.95   0.98

 S&P500                   4383.73  4429.97  4383.73  4399.76    36.21   0.83

 NASDAQ                  14631.80 14755.72 14615.14 14654.02   152.11   1.05

 CME225先物              27690.00 28155.00 27575.00 28050.00   230.00   0.83

 FT100                    7078.04  7078.04  7078.04  7078.04    82.17   1.17

 DAX                     15162.75 15253.29 15116.47 15250.86   277.53   1.85

 為替（ドル/円）           111.41   111.65   111.22   111.62     0.21   0.18

 ※CME225先物は円建て。前日比は前日の大証日中終値比を記載。