7日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は大幅に反発。前場終値は前日比2.41％高の24543.19ポイントだった。中国企業指数は2.88％高の8654.83ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で575億4000万HKドル。

　ハンセン指数は始値で前日に割り込んでいた心理的節目の24000ポイントを回復。朝方に上げ幅を広げ、ほぼ全面高となった。米国で野党・共和党が連邦政府の債務上限の一時停止を認める方針を示し、6日の米株式相場が続伸した流れを引き継いだ。米国と中国の両首脳が年内にもオンライン会談すると伝わったことで、米中関係の改善に期待する買いも入ったもよう。

　個別では、ハイテク株の美団（03690）とアリババ集団（09988）、小米集団（01810）、テンセント（00700）が大きく買われ、相場の上昇を主導。大型金融株の中国平安保険（02318）とHSBC（00005）も高い。香港不動産株の恒基兆業地産（00012）と新鴻基地産（00016）の急上昇が目立つ。香港政府の林鄭月娥（キャリー・ラム）行政長官が6日の施政方針演説で土地供給を増やすと表明し、材料視された。半面、NY原油先物相場の下落が嫌気され、石油株のペトロチャイナ（00857）とCNOOC（00883）、シノペック（00386）が逆行安。

■午後0時までの記事一覧：

【香港】大自然家居、法院会議と株主総会で非公開化計画を承認
【香港】緑城中国、9月の不動産販売額は5.5％増
【香港】ジョーンズラングラサールが中国不動産管理業務を売却か、華潤万象生活
【香港】愛奇芸、香港セカンダリー上場に向け幹事会社を選定か
【香港】海納星空科技、売買単位引き下げを発表
【香港】アリババ集団、チャーリー・マンガー氏が7−9月に買い増し
【香港】7−9月期の中欧・東欧5Gスマホシェア、小米集団が41.8％でトップ
【香港】譚仔国際の初値は3HKドル、公開価格比9.9％安
【香港】宏光照明が社名変更、12日から「宏光半導体」に
【香港】四環医薬、100万株の自社株買いを実施
【香港】意馬国際、21年12月本決算は赤字転落の見通し　中国恒大新能源汽車の株
【香港】プラダが大幅高、HSBCによる「買い」判断で
【香港】信義ガラスの目標株価を引き下げ、強気判断は継続＝CLSA
【香港】恒基兆業地産の株価アウトパフォームを予想＝モルスタ
【香港】香港不動産株、林鄭の施政方針演説はプラスに働く＝モルスタ

【中国】米中首脳、年内にオンライン会談か
【中国】石炭価格、第38週は前週比横ばいの752元
【中国】新型コロナ、6日の新規感染者数は25人　市中感染者ゼロ＝中国衛生当局