7日の香港市場でハンセン指数は大幅に反発して始まった。始値で前日に割り込んでいた心理的節目の24000ポイントを回復した。6日のNY市場で米長期金利の上昇基調がひとまず収まり、主力ハイテク株が買い戻されたことで投資家が運用リスクを取りやすくなった。

　指数は日本時間午前10時40分現在、前日比2.10％高の24469.71ポイントで推移している。個別では、不動産株の上昇が目立ち、恒基兆業地産（00012）と碧桂園服務（06098）、碧桂園（02007）が大幅高。大型ネット株の美団（03690）、アリババ集団（09988）、テンセント（00700）も高い。半面、NY原油先物相場の下落が嫌気され、石油株のペトロチャイナ（00857）とCNOOC（00883）が売られた。

■百度（09888）：外電によると、動画サービス子会社の愛奇芸（iQIYI）が香港セカンダリー上場に向け、幹事会社を選定した。早ければ年内にも上場し、5億米ドルの調達を目指すという。

■緑城中国（03900）：2021年9月の不動産販売額（成約および予約ベース）は前年同月比5.5％増の212億元だった。1−9月の成約ベース不動産販売額は前年同期比76.0％増の2005億元。

■万科企業（02202/000002）：ジョーンズラングラサール（JLL）の中国の不動産管理業務を買収する方針だと伝わった。華潤万象生活（01209）や融創服務（01516）も買収に意欲を示したという。