23日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は3営業日続伸。前場終値は前日比0.58％高の3649.57ポイントだった。深セン成分指数は0.78％高の14388.76ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で8907億200万元だった。

　上海総合指数はプラス圏で推移した。米連邦公開市場委員会（FOMC）でテーパリング（資産購入の段階的縮小）開始表明がなかったことなどが好感されたほか、中国恒大集団（03333）の再編プランが近く公表されると伝わり、過度な警戒感が後退した。ただ、中国当局による統制強化などが嫌気され、上値は重かった。セクター別では、製紙、造船がほぼ全面高となったほか、鉄鋼や不動産も高い。半面、化学肥料や石油、石炭が売られた。

　上海B株指数は0.61％高の277.44ポイント、深センB株指数は0.67％高の1185.73ポイントだった。

                                 引値    前日比    騰落率 (%)

 上海総合指数                  3649.57     21.08      0.58

 上海B株指数                    277.44      1.69      0.61

 深セン成分指数               14388.76    111.68      0.78

 深センB株指数                 1185.73      7.95      0.67

 滬深300指数（CSI300指数）     4855.51     33.74      0.70

■午後0時までの記事一覧：

【香港】中集車両、中国国際コンテナが1億株超を追加取得
【香港】小米集団、スマホの検閲機能を否定　リトアニアは不買勧告
【香港】美図、行政処分の「美図秀秀網」との関係を否定
【香港】華人置業、中国恒大集団の株式1億株超を売却　残り7億株超も売却の可能性
【香港】石薬集団と康諾亜生物医薬科技、神経系疾患薬を共同開発へ

【中国】中国国務院、景気循環をまたぐ調整措置を指示
【中国】人民元の23日の基準値は1米ドル＝6.4749元、3日続落
【中国】中国国務院、新型インフラ建設の5カ年計画を承認
【中国】オルドス資源、親会社が同社B株160万株買い増し
【中国】丹化化工科技、親会社が同社株譲渡を中止
【中国】上海物資貿易、物流子会社売却で純利益1億元増加の見通し