◆香港市場の空売り比率上位20銘柄
　空売り比率は売買代金に対する空売り残高の比率
　9月17日現地時間午後0時25分時点

     銘柄名                                       空売り残高 空売り比率 空売り比率

                                                   （百万HK$）      当日    5日平均

    1 中金金瑞CSI中国ｲﾝﾀｰﾈｯﾄ指数ETF（03186）              0.05    100.00%     76.33%

    2 ﾊﾞﾘｭｰ･ｺﾞｰﾙﾄﾞETF（83081）#                        0.00348    100.00%    100.00%

    3 華夏MSCIｼﾞｬﾊﾟﾝ（03160）                             0.01    100.00%     82.11%

    4 Global X中国全球領導ETF（03050）                    0.17     96.42%     57.10%

    5 ﾌﾟﾚﾐｱ中国科創50ETF（83151）#                        0.35     87.36%     78.62%

    6 ﾌﾟﾚﾐｱ長期国債ETF（02817）                           0.65     83.82%     80.27%

    7 CSOP FTSEﾁｬｲﾅA50ETF（82822）#                       2.93     77.50%     82.20%

    8 南方東英滬深300指数ｲﾝﾊﾞｰｽ型（07333）                2.19     74.08%     46.51%

    9 中国民生銀行（01988）                              95.71     72.56%     48.03%

   10 中金CSI優選100ETF（83093）#                         0.18     71.09%     76.23%

   11 遠大医薬健康（00512）                               2.17     65.18%     24.06%

   12 Global X 中国電子商取引&物流ETF（03124）            0.63     62.98%     76.50%

   13 南方東英ﾊﾝｾﾝ指数ﾚﾊﾞﾚｯｼﾞ型（07200）                215.04     60.64%     65.73%

   14 平安健康医療科技（01833）                          42.24     59.27%     46.90%

   15 麗珠医薬集団（01513）                               2.82     58.70%     24.54%

   16 華夏滬深300指数ﾚﾊﾞﾚｯｼﾞ型（07272）                   0.33     57.41%     27.57%

   17 中梁控股（02772）                                   2.42     55.44%     23.93%

   18 紅星美凱龍家居（01528）                             0.27     55.04%     20.83%

   19 上海復宏漢霖生物技術（02696）                       0.18     54.06%     18.14%

   20 杭州啓明医療器械（02500）                           9.85     53.17%     40.00%

　　　※銘柄名の後に#が付く銘柄の取引通貨単位は人民元

　17日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は5日ぶりに反発。前場終値は前日比0.40％高の24765.45ポイントだった。中国企業指数は0.90％高の8885.08ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で737億7000万HKドル。

　ハンセン指数は序盤に前日終値を挟んで一進一退の動きだったが、前引けにかけて堅調に推移した。前日のハンセン指数終値は昨年11月2日以来、約10カ月ぶりの低水準だっただけに、自律反発狙いの買いが相場を支えた。もっとも、中国当局による企業統制の強化や新型コロナウイルスの感染再拡大による世界景気の減速への懸念が根強く、上値は伸び悩んだ。中国本土相場の下落も運用リスクを取りにくくしたもよう。

　個別では、前日下げた医薬品株の薬明生物技術（02269）と石薬集団（01093）、ハイテク株の美団（03690）、テンセント（00700）、アリババ集団（09988）がそろって大幅に上昇。アリババ集団の子会社で医薬品ネット通販の阿里健康（00241）も6％超反発した。スポーツ用品大手の李寧（02331）も高い。半面、香港不動産株の下げが目立ち、九龍倉置業地産（01997）、新世界発展（00017）、恒基兆業地産（00012）が売られた。保険株の中国平安保険（02318）と中国人寿保険（02628）、英金融大手HSBC（00005）も下落した。

　17日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は4日続落。前場終値は前日比0.59％安の3585.71ポイントだった。深セン成分指数は0.28％安の14218.16ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で8437億4700万元だった。

　上海総合指数は安く寄り付いた後、心理的節目の3600ポイントを挟んで一進一退の展開が続いた。結局マイナス圏に沈むと、節目を割り込んで前場の取引を終えた。前日まで3日続落したこともあって買い戻しの動きも見られたが、中国当局による統制強化や国内での新型コロナウイルスの感染再拡大への懸念が相場の重しとなったもよう。

　セクター別では、鉄鋼が全面安。石炭や貴金属、非鉄金属のほか、航空宇宙も下げている。半面、電力や医療、酒造が堅調だった。

　上海B株指数は0.95％安の272.34ポイント、深センB株指数は0.56％安の1192.23ポイントだった。