週明け13日の中国本土株式市場で、上海総合指数は3営業日続伸。終値は前営業日比0.33%高の3715.37ポイントだった。深セン成分指数は0.45%安の14705.83ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で1兆4632億700万元だった。
上海総合指数は方向感を欠く値動きとなった。景気回復で好決算が期待されるセクターなどに買いが入ったものの、指数は前週末に約6年ぶり高値で引けていた後とあって、利益確定の売りが相場の重しとなった。また、前週末の米株安や中国当局による企業統制の動きも警戒された。指数は一時、心理的節目の3700ポイントを割る場面もあったが、節目を回復し、2015年8月以来、約6年ぶり高値を連日で更新して取引を終えた。セクター別では、化学肥料と港湾・海運がほぼ全面高となったほか、石炭や非鉄金属も買われた。半面、航空・空港運営が全面安。観光・ホテルや電子部品、酒造も売られた。
A株市場では、小米集団(
01810)の雷軍会長兼最高経営責任者(CEO)らが吉林省を訪れ、国有自動車大手の中国第一汽車集団(一汽集団)と業務提携を協議したことを受け、傘下の一汽解放集団(
000800)や長春一汽富維汽車零部件(
600742)が大きく買われた。江西銅業(
600362)が中国冶金科工(
601618)と投資するアフガニスタンのアイナク銅鉱山プロジェクトについて、条件が整えばプロジェクトを推進していく考えを明らかにしたことを受け、両社ともに大きく上昇した。半面、中青旅控股(
600138)や春秋航空(
601021)、紫光国芯微電子(
002049)が売られた。
上海B株指数は0.39%高の278.37ポイント、深センB株指数は0.45%安の1241.16ポイント。