週明け13日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は反落。前場終値は前営業日比1.98%安の25686.91ポイントだった。中国企業指数は2.00%安の9199.11ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で807億9000万HKドル。
ハンセン指数は寄り付きで心理的節目の26000ポイントを割り込むと下げ幅をさらに拡大。終始マイナス圏で軟調に推移して前場の取引を終えた。前日の米株安が嫌気されたほか、中国当局による統制強化への警戒が相場の重しとなった。また、ハンセン指数は前週末に買い戻されて反発し、同節目を回復して前日比1.91%高で引けていたことから、利益確定売りも広がったもよう。
個別では、中国ネット企業の美団(
03690)が6.32%安、アリババ集団(
09988)が4.47%安、テンセント(
00700)が3.67%安と軟調で、相場の下げを主導。マカオカジノ株の銀河娯楽(
00027)やサンズ・チャイナ(
01928)も大きく売られたほか、バイオ医薬品開発受託会社の薬明生物技術(
02269)や不動産投資会社の九龍倉置業地産(
01997)の下げもきつい。半面、中国石油メジャーのペトロチャイナ(
00857)やCNOOC(
00883)、シノペック(
00386)が買われた。