香港証券取引所は17日、深セン市場との相互株式取引「深港通（深セン・香港ストックコネクト）」の同日の統計を発表した。うち、深センA株に投資する「深股通」（深センコネクト・ノースバウンド）の取引状況は次の通り。

■深股通（香港→深セン）
　当日の売買代金　533億5043万元
　　　　　買い代金　267億9843万元
　　　　　売り代金　265億5200万元

■当日の売買代金上位10銘柄

                                  売買代金 買い代金

  1 宜賓五糧液（000858）               2,069    1,416

  2 東方財富信息（300059）             1,483      755

  3 寧徳時代新能源科技（300750）       1,011      565

  4 美的集団（000333）                   965      815

  5 恵州億緯ﾘ能（300014）                924      342

  6 瀘州老窖（000568）                   886      579

  7 BYD（002594）                        834      340

  8 陽光電源（300274）                   797      519

  9 深ｾﾝ邁瑞生物医療電子（300760）       723      441

 10 京東方科技集団（000725）             713      184
   *金額単位は百万人民元

　18日の香港市場は神経質な展開か。前日発表の中国の4月の主要経済指標は総じて堅調な内容だったが、ハンセン指数は続伸して10日移動平均（17日大引け時点で28300.41ポイント）に迫る水準まで持ち直しただけに、上値が重い展開がありそうだ。17日のNY株式市場で主要3指数がそろって3日ぶりに反落したことも懸念材料。先週の米インフレ指標の上振れを受けてハイテク株の軟調が続いた。

　香港市場は仏誕節の休場をあすに控え、積極的な売買を見送る動きが予想される。もっとも、決算発表を受けた個別物色は引き続き活発だろう。きょうはハイテク株の百度（09888）とネットイース（09999）などが2021年1−3月期決算を発表する。

　18日の香港株の米国預託証券（ADR）は、中国インターネットサービス大手のテンセント（00700）や大型金融株のHSBC（00005）、AIAグループ（01299）、中国平安保険（02318）が香港終値を上回った。半面、中国4大商業銀行の中国建設銀行（00939）が下回って引けた。

　香港証券取引所は17日、上海市場との相互株式取引「滬港通（上海・香港ストックコネクト）」の同日の統計を発表した。うち、香港株に投資する「港股通（滬）」（上海コネクト・サウスバウンド）の取引状況は次の通り。

■港股通（上海→香港）
　当日の売買代金　163億7020万HKドル
　　　　　買い代金　97億5553万HKドル
　　　　　売り代金　66億1467万HKドル

■当日の売買代金上位10銘柄

                                  売買代金 買い代金

  1 ﾃﾝｾﾝﾄ（00700）                     1,805    1,425

  2 SMIC（00981）                      1,058      376

  3 小米集団（01810）                  1,036      766

  4 美団（03690）                        825      540

  5 薬明生物技術（02269）                670      481

  6 ﾁｬｲﾅ･ﾓﾊﾞｲﾙ（00941）                  602      301

  7 ｷﾝｸﾞｿﾌﾄ（03888）                     307      181

  8 CNOOC（00883）                       288      138

  9 思摩爾国際（06969）                  283      175

 10 李寧（02331）                        234      217
   *金額単位は百万HKドル