週明け17日の中国本土株式市場で上海総合指数はほぼ横ばいで寄り付いた後に上昇に転じ、心理的節目の3500ポイントに乗せてもみ合う展開。前週末の米株高や米長期金利の低下が好感されている。

　指数は日本時間午前10時43分現在、前営業日比0.56％高の3510.04ポイントで推移。セクター別では、港湾・海運、航空機製造・宇宙関連、電子部品が高い。半面、環境関連、観光・ホテルが売られている。

　週明け17日の香港市場でハンセン指数は続伸して始まった。前週末の米株高を受けて買いが先行した。14日に発表された4月の米小売売上高が予想を下回ったことを受けて米長期金利が低下したことが好感されているもよう。一方、4月の中国主要経済指標の発表を前に様子見気分も漂っている。

　指数は日本時間午前10時36分現在、前営業日比0.55％高の28181.66ポイントで推移している。個別では、テンセント（00700）が買われて相場の上昇を主導している。保険株のAIAグループ（01299）や石油株のペトロチャイナ（00857）、CNOOC（00883）、火鍋料理チェーンの海底撈国際（06862）なども高い。半面、銀行株の中国建設銀行（00939）や交通銀行（03328）が安い。電動工具大手の創科実業（00669）や飲料株のバドワイザーAPAC（01876）も下げている。