中国本土市場はメーデーの連休で5日まで休場だったため2日間の取引。上海総合指数は2日間で0.8％安と続落した。5連休明けの6日は連休中の消費が好調だったと伝わり買いが先行したものの、観光関連銘柄などが材料出尽くしで売られる展開。7日も強い経済指標の発表を受けて前場はプラス圏で推移したものの、後場に入ると上値の重さが意識されるなか失速。後場には下げに転じ、上海総合指数は3日続落で約3週間ぶりの安値をつけた。

　　　　　　　　　　終値　 騰落率 　 週初来　 年初来
05月03日 [月]　　休場
05月04日 [火]　　休場
05月05日 [水]　　休場
05月06日 [木]　　3441.28　-0.2%　　-0.2%　　-0.9%
05月07日 [金]　　3418.87　-0.7%　　-0.8%　　-1.6%

　香港市場ではハンセン指数が週間で0.4％安と続落。週前半はメーデー連休による本土休場から見送り気分が濃厚だった。3日は前週末の米株安や新興国の新型コロナ拡大が警戒されて続落したが、4日は世界的な景気回復期待で3日ぶりに反発。5日はイエレン米財務長官が利上げを示唆したことで銀行株が買われたものの、米ナスダックの下落でハイテク株が売られた。週後半も一進一退の展開が続き、6日は前日の米株高を好感して反発したが、7日は本土株安を受け小幅に反落した。

　　　　　　　　　　終値　　 騰落率　 週初来 　年初来
05月03日 [月]　　28357.54　-1.3%　　-1.3%　　+4.1%
05月04日 [火]　　28557.14　+0.7%　　-0.6%　　+4.9%
05月05日 [水]　　28417.98　-0.5%　　-1.1%　　+4.4%
05月06日 [木]　　28637.46　+0.8%　　-0.3%　　+5.2%
05月07日 [金]　　28610.65　-0.1%　　-0.4%　　+5.1%

　香港証券取引所は7日、深セン市場との相互株式取引「深港通（深セン・香港ストックコネクト）」の同日の統計を発表した。うち、香港株に投資する「港股通（深）」（深センコネクト・サウスバウンド）の取引状況は次の通り。

■港股通（深セン→香港）
　当日の売買代金　211億6055万HKドル
　　　　　買い代金　105億6941万HKドル
　　　　　売り代金　105億9114万HKドル

■当日の売買代金上位10銘柄

                                  売買代金 買い代金

  1 ﾃﾝｾﾝﾄ（00700）                     1,936      909

  2 美団（03690）                      1,139      562

  3 小米集団（01810）                    805      619

  4 舜宇光学科技（02382）                681      624

  5 SMIC（00981）                        633      188

  6 中遠海運控股（01919）                506      201

  7 四環医薬（00460）                    478      201

  8 李寧（02331）                        459      362

  9 海底撈国際（06862）                  455      107

 10 薬明生物技術（02269）                452       75
   *金額単位は百万HKドル