■チャイナ・ユニコム（00762）：2020年11月の第4世代（4G）と5Gの携帯電話の加入純増数は計48万1000件となり、前月比で77.4％減少した。11月末時点の4G加入総数は2億6905万8000件に達した。

■薬明生物技術（02269）は21日大引け後、製薬大手の独バイエルが同国ブッパータール市に持つバイオ医薬原液工場を買収すると発表した。買収額は1億1000万ユーロ（約10億4100万HKドル）。

■中国南方航空（01055/600029）：21日大引け後、55％出資する厦門航空に追加出資すると発表した。中国南方航空と厦門建発集団、福建省投資開発集団が出資比率に応じてそれぞれ22億元、13億6000万元、4億4000万元を拠出する。

　香港証券取引所は21日、深セン市場との相互株式取引「深港通（深セン・香港ストックコネクト）」の同日の統計を発表した。うち、香港株に投資する「港股通（深）」（深センコネクト・サウスバウンド）の取引状況は次の通り。

■港股通（深セン→香港）
　当日の売買代金　165億7157万HKドル
　　　　　買い代金　97億4491万HKドル
　　　　　売り代金　68億2666万HKドル

■当日の売買代金上位10銘柄

                                  売買代金 買い代金

  1 ﾃﾝｾﾝﾄ（00700）                     1,157      758

  2 BYD（01211）                         974      519

  3 小米集団（01810）                    892      383

  4 美団（03690）                        817      494

  5 保利協ｷﾝ能源（03800）                666      359

  6 SMIC（00981）                        516      220

  7 長城汽車（02333）                    479      326

  8 思摩爾国際（06969）                  348      278

  9 吉利汽車（00175）                    338      200

 10 CNOOC（00883）                       283      176
   *金額単位は百万HKドル

　22日の香港市場は反発して始まるか。米与野党の指導部が20日に9000億米ドル規模の追加の経済対策で最終合意し、21日に関連法案を採決する見通しとなった。家計への現金給付を含む経済対策が米景気を下支えするとの見方から、香港市場でも投資家が運用リスクを取りやすくなるだろう。前日のハンセン指数は続落し、終値は15日以来ほぼ1週間ぶりの安値圏だっただけに、買い戻しが入って相場を支えると予想する。

　もっとも、新型コロナウイルスが世界景気に与える打撃への警戒感は根強く、買い一巡後は上値が重い展開がありそうだ。感染力が高い変異種の拡大を受け、英政府は20日からロンドンで3度目のロックダウン（都市封鎖）を実施。欧州を中心に英国からの入国停止に踏み切る動きが広がった。

　21日のＮＹ株式市場は高安まちまち。ダウ平均が小反発した一方、ハイテク株主体のナスダック総合株価指数は小幅に続落した。同日の香港株の米国預託証券（ADR）は英金融大手HSBC（00005）や中国インターネットサービス大手のテンセント（00700）、アリババ集団（09988）が香港終値を上回った半面、中国4大商業銀行の中国建設銀行（00939）や携帯通信最大手のチャイナ・モバイル（00941）、製薬の石薬集団（01093）が下回って引けた。