18日の香港市場でハンセン指数は反落して始まった。前日は続伸しただけに、週末とあっていったん利益を確定する売りが先行している。17日の米株式相場で主要3指数がそろって上昇したものの、きょうの香港時間朝方のダウ平均先物は下落し、投資家が積極的な買いを見送ったもよう。

　指数は日本時間午前10時40分現在、前日比0.36％安の26581.50ポイントで推移している。個別では、前日買われた英金融大手HSBC（00005）や製薬の中国生物製薬（01177）、石薬集団（01093）が下落。ビール大手のバドワイザーAPAC（01876）は大幅に続落した。アジア保険会社のAIAグループ（01299）も安い。半面、中国石油メジャーのCNOOC（00883）、シノペック（00386）、ペトロチャイナ（00857）が軒並み高。

　17日の中国本土株式市場で上海総合指数は小安く寄り付いた後、心理的節目の3400ポイント付近でもみ合う展開。前日に節目を回復した一服感から、週末を前に利益確定売りが重荷となっている。

　指数は日本時間午前10時40分現在、前日比0.22％安の3397.26ポイントで推移している。セクター別では、石炭、電力、公共事業、鉄鋼が高い。半面、食品・飲料、医療、製薬が安い。前日に高かった保険、証券も売られている。