週明け14日の中国本土株式市場で、上海総合指数は反発。終値は前営業日比0.66%高の3369.12ポイントだった。深セン成分指数も1.01%高の13692.13ポイントと反発。上海、深セン両市場の売買代金は概算で7097億7700万元だった。
上海総合指数は序盤が前日終値を挟んだ一進一退の小動きだったが、それ以降はもみ合いながら次第に上げ幅を拡大した。前週末が11月18日以来、約3週ぶり安値をつけただけに、買い戻しが優勢。11日の中国共産党中央政治局会議で内需拡大戦略を堅持する方針を確認したことで、消費関連が買いを集めた。また、中国共産党が来年の経済政策指針を決める「中央経済工作会議」を近く開催するとみられ、政策期待が相場を支えた。
セクター別では、食品・飲料、酒造、ホテル・観光、農業が高い。航空・宇宙関連も買われた。半面、石炭・石油、鉄鋼などが安い。
A株市場では、自動車メーカーの広州汽車集団(
601238)が大幅に続伸。酒造の安徽古井貢酒(
000596)、豚肉大手の河南双匯投資発展(
000895)、免税店運営の中国旅遊集団中免(
601888)の上昇が目立った。習近平国家主席が中国のCO2削減目標の引き上げを表明したことを手掛かりに風力発電設備メーカーの新疆金風科技(
002202)が買われた。半面、石炭採掘の陝西煤業(
601225)、中国神華能源(
601088)、鉄鋼大手の宝山鋼鉄(
600019)、アンガン・スチール(
000898)、石炭輸送会社の大秦鉄路(
601006)が下げた。ゲーム関連の奥飛娯楽(
002292)、テクノロジー株の東旭光電科技(
000413)、歌爾(
002241)も安い。
上海B株指数は0.39%安の235.81ポイントと続落、深センB株指数は0.65%高の1043.09ポイントと反発した。