11日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は反発。前場終値は前日比0.28%高の26485.23ポイントだった。中国企業指数は0.06%安の10421.90ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で789億9000万HKドル。
ハンセン指数は高く始まった。前日のNY市場でハイテク株主体のナスダック総合指数が反発し、原油先物相場も4営業日ぶりに反発したことで、関連銘柄が買われて相場を押し上げた。ただ、米国で追加経済対策を巡る与野党協議が難航し、香港では新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかからないとあって、じりじりと上げ幅を縮小。米中対立の激化ときょうの中国本土相場の下落を嫌気する売りが上値を抑えた。
個別では、中国石油メジャーのCNOOC(
00883)、ペトロチャイナ(
00857)、シノペック(
00386)がそろって大幅に反発。中国インターネットサービスのテンセント(
00700)、アリババ集団(
09988)、美団(
03690)も軒並み高。自動車メーカーの吉利汽車(
00175)も大きく買われている。一方、スマートフォン部品メーカーの舜宇光学科技(
02382)、生保大手の中国平安保険(
02318)が下げて相場の重荷だった。医薬品株の中国生物製薬(
01177)と石薬集団(
01093)、香港の銀行大手中銀香港(
02388)も安い。