9日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は3日ぶりに小幅に反発。前場終値は前日比0.06％高の3412.29ポイントだった。深セン成分指数は0.51％安の13903.15ポイントと反落。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で4385億2200万元だった。

　上海総合指数は小高く寄り付いた後、前日終値を挟んだ狭いレンジで一進一退。強弱材料が入り交じるなかで方向感を欠く相場となったが、かろうじて心理的節目の3400ポイントを守った。前日は小幅に続落しただけに、朝方は買い戻しが先行した。足元の人民元高の進行も資金流入期待につながったもよう。一方、米国と中国の対立激化に対する警戒感は根強い。寄り付き後に中国国家統計局が発表した11月の物価統計は、生産者物価指数（PPI）の前年同月比下げ幅が前月より縮小したものの、消費者物価指数（CPI）は2009年10月以来11年1カ月ぶりのマイナスとなった。

　セクター別では、金融や石炭、軍需関連が上げた半面、貴金属や観光、自動車が下げている。

　上海B株指数は0.15％高の240.41ポイントと3日ぶりに反発。深センB株指数は0.28％安の1043.27ポイントと反落した。

                                 引値    前日比    騰落率 (%)

 上海総合指数                  3412.29      2.11      0.06

 上海B株指数                    240.41      0.37      0.15

 深セン成分指数               13903.15    -70.74     -0.51

 深センB株指数                 1043.27     -2.98     -0.28

 滬深300指数（CSI300指数）     5003.88     -6.00     -0.12

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