8日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は続落。前場終値は前日比0.25％安の3407.99ポイントだった。深セン成分指数は0.04％安の13967.48ポイントと続落。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で4237億1200万元だった。

　上海総合指数は小高く寄り付いた後、中盤までは前日終値を挟んだ一進一退の展開だったが、終盤は下げ幅を拡大した。前日に約1週ぶり安値で終えた後とあって、朝方は買い戻しが入ったものの、勢いは続かなかった。FTSEラッセルが米国防総省から中国人民解放軍と関係が深い「コミュニスト中国軍事企業」に認定された中国の上場企業8銘柄をFTSEグローバル株式指数シリーズなどから除外すると発表したのに続き、米MSCIも今週中に対応を決めると伝わっており、中国市場からの資金流出が警戒されたもよう。

　セクター別では、鉄鋼、銀行、非鉄金属、港湾・海運が安い。半面、酒造、貴金属が買われた。

　上海B株指数は0.48％安の240.89ポイント、深センB株指数は0.29％安の1039.76ポイントだった。

                                 引値    前日比    騰落率 (%)

 上海総合指数                  3407.99     -8.61     -0.25

 上海B株指数                    240.89     -1.16     -0.48

 深セン成分指数               13967.48     -6.00     -0.04

 深センB株指数                 1039.76     -3.04     -0.29

 滬深300指数（CSI300指数）     5006.50    -15.74     -0.31

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