週明け30日の中国本土株式市場で、上海総合指数は3営業日ぶりに反落。終値は前営業日比0.49%安の3391.76ポイントだった。深セン成分指数は0.15%安の13670.11ポイントと反落。上海、深セン両市場の売買代金は概算で9506億8200万元だった。
上海総合指数は小高くスタート。朝方発表の11月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)が市場予想を上回り、指数は序盤に上げ幅を広げた。ただ、7月13日に付けた年初来高値(3458.79ポイント)に迫る水準では高値警戒の売りが出て、相場の重荷となった。結局、終盤に下げに転じ、心理的節目の3400ポイントを割り込んで引けた。セクター別では鉄鋼と電力、家電、造船が売られた半面、非鉄金属、保険、証券が買われた。
A株市場では白酒メーカーの貴州茅台酒(
600519)、宜賓五糧液(
000858)、海信家電集団(
000921)、中堅銀行の中信銀行(
601998)、招商銀行(
600036)、中国光大銀行(
601818)が軒並み安。家電株の海爾智家(
600690)と海信家電集団(
000921)も売られた。コンテナ製造大手の中国国際コンテナ(
000039)の下げがきつい。一方、自動車メーカーの重慶長安汽車(
000625)と鄭州宇通客車(
600066)の上昇が目立った。金鉱大手の紫金鉱業集団(
601899)が高い。建機メーカーの中聯重科(
000157)も上げた。
上海B株指数は2.73%安の238.00ポイントと5営業日続落。深センB株指数は0.75%高の1033.11ポイントと4営業日続伸した。