17日の香港市場でハンセン指数は続落して始まり、心理的節目となる27000ポイントを大きく割り込んだ。サウジアラビアの国営石油会社サウジアラムコの石油施設が14日に無人機の攻撃を受け原油価格が急上昇したことで、前日に続き先行き不透明感が強まった。指数は日本時間午前10時50分現在、前日比0.93％安の26872.81ポイントで推移している。

　個別では、電動工具世界大手の創科実業（00669）やマカオカジノ銘柄のサンズ・チャイナ（01928）、銀河娯楽（00027）が安い。一方、中国石炭最大手の中国神華能源（01088/601088）や石油元売り大手のCNOOC（00883）、ペトロチャイナ（00857）など資源銘柄が買われている。

　17日の中国本土株式市場で上海総合指数は続落スタート。前日に発表された8月の主要経済指標がそろって予想を下回る結果となるなか、引き続き景気減速に対する懸念が相場の重しとなっている。

　指数は日本時間午前10時40分現在、前日比0.57％安の3013.37ポイントで推移。セクター別では、通信キャリア、証券、電子・ITなどが軟調。半面、造船が買われている。

　17日の深センA株市場では日本時間午前10時38分現在、*ST安徽華信国際控股（002018）が10％安と深センA株銘柄（ストックコネクト対象銘柄）の中で値下がり率1位となっている。深センA株銘柄の寄り付き下落率トップ10は次の通り。

◆深センA株銘柄（ストックコネクト対象銘柄）の寄り付き下落率トップ10
　更新時間：2019/9/17 10:38 （日本時間）

  銘柄名                          株価  騰落率

                                  （元） （％）

 1 *ST安徽華信国際控股（002018）   0.450 -10.00%

 2 山西美錦能源（000723）         11.130  -6.00%

 3 金正大生態工程集団（002470）    3.360  -4.82%

 4 北京威ｶ威汽車零部件（002662）   3.280  -4.65%

 5 海聯金匯科技（002537）          9.330  -4.60%

 6 華工科技産業（000988）         20.830  -4.14%

 7 深ｾﾝ市証通電子（002197）       10.210  -3.86%

 8 中原環保（000544）              7.460  -3.74%

 9 神州数碼信息服務（000555）     12.560  -3.46%

10 広東奥馬電器（002668）          6.790  -3.41%