27日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は3日ぶりに反発。前場終値は前日比0.89％高の3002.72ポイントだった。深セン成分指数は1.36％高の9246.11ポイントと続伸した。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で2801億6700万元。

　上海総合指数はプラス圏で推移した。高く寄り付いた後、序盤は心理的節目の3000ポイントを上抜き、上げ幅を1％超に拡大する場面もあった。国家統計局の発表した5月の工業企業利益が前月の前年同月比3.7％減から1.1％増に転じたことが好感されたほか、米中首脳会談に対する期待が買いを支えた。国営新華社など現地メディアはきょう午前、習近平国家主席が大阪で開催する主要20カ国首脳会議（G20サミット）に出席するため、北京を出発したと伝えた。もっとも、その後は指数が伸び悩み、おおむね3000ポイントを挟んでもみ合った。

　セクター別では、前日に安かった証券が大きく反発。保険、通信が全面高。酒造や通信設備も買われた。半面、石油がさえない。

上海B株指数は0.38％高の296.98ポイント、深センB株指数は0.54％高の962.27ポイントだった。

■午後0時までの記事一覧：

【香港】植華集団投資、公募倍率は8.29倍
【香港】勲龍汽車軽量化応用、公開価格が0.88HKドルに決定
【香港】鷹普精密工業、公開価格が3.00HKドルに決定
【香港】途屹控股、公開価格が0.52HKドルに決定
【香港】飛揚国際、公開価格が1.05HKドルに決定
【香港】銀濤控股、公開価格が0.50HKドルに決定
【香港】中国郵政儲蓄銀行、証券当局が本土への重複上場申請を正式受理
【香港】映客互娯、30万7000株の自社株買いを実施
【香港】波司登国際が空売り業者の第2弾リポートに反論、疑惑を再度否定
【香港】東亜銀行の中国子会社、20億元の増資を発表
【香港】中国平安保険、200万株のA株自社株買いを実施
【香港】中国天天医療、ホテル予約サービス子会社の株式売却
【香港】香港証券取引所の元社員を逮捕、上場審査で不正の疑い
【香港】保利協キン能源の子会社、新疆協キン株を売却
【香港】南方通信、5G通信技術を1472万ドルで買収
【香港】中国数字視頻の子会社、福建にアニメ新会社
【香港】華潤置地と保利置業、カイタック宅地を129億HKドルで落札
【香港】建福集団控股が社名変更、7月3日から「中国海外諾信」に

【中国】対中貿易協議、合意できなければ「大幅な追加関税」＝トランプ米大統領
【中国】上海柴油機、18年度の配当が確定
【中国】人民元の27日の中間レートは1米ドル＝6.8778元、4日続落
【中国】上海錦江国際実業投資、18年度の配当が確定
【中国】コンカ、18年度の配当が確定
【中国】重慶長安汽車、補助金5000万元を受領
【中国】滬士電子、19年6月中間決算は純利益が最大2.5倍の見通し
【中国】TCL集団、26日までに4.4億株の自社株買い実施
【中国】19年1−5月の工業企業利益は2.3％減、減益幅は1−4月から1.1ポイント縮小
【中国】北京市、26日から純電気自動車への補助金を廃止
【中国】曙光信息産業、米禁輸対象追加で「業績や今後の事業に影響」
【中国】中聯重科、A株1300万株の自社株買いを実施
【中国】厦門タングステン業、政府補助金6900万元を受領
【中国】A株市場で証券株が反発、政府系メディアが「バブル懸念」の沈静化図るか
【中国】米中首脳会談、29日午前に大阪で開催