2024-05-29 |
中国/マーケット/証券 |
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本土大引け:小反発、方向感乏しく バッテリー素材などに買い
29日の中国本土株式市場で、上海総合指数は小反発。終値は前日比0.05%高の3111.02ポイントだった。深セン成分指数は0.25%高の9414.98ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で7083億9100万元だった。
上海総合指数は方向感に乏しい展開。小安く寄り付いた後に切り返したものの、上値の重さが意識されると上げ幅を縮小。後場は再びマイナス圏に沈む場面もあったが、かろうじてプラス圏で引けた。上海市に続き、広東省広州市と深セン市も住宅政策の緩和措置を発表したものの、不動産関連の好材料は織り込まれつつあり、相場への寄与効果は限られた。5月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)の発表を31日に控え、持ち高調整の売りが重しとなったもよう。
セクター別では、バッテリー素材が材面高。太陽光発電設備、貴金属、非鉄金属、バッテリーなども高い。半面、保険が全面安となったほか、造船、自動車サービス、送配電設備などが売られた。
上海B株指数は0.11%高の252.58ポイント、深センB株指数は1.3%高の1145.61ポイントだった。