中国の生成AI・画像認識システム大手、センスタイム(
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センスタイムによると、「絶影」は演算子の開発やモデルの量子化、複数の演算精度への対応といった分野で技術革新を進め、GPUの利用効率を従来の35%から85%へと高めた。さらに、低精度演算の処理速度は4倍に向上し、長時間の視覚テキスト処理も可能になったという。これにより、ユーザーに対して自然で滑らかなインタラクション体験を提供できるようになったとしている。