CATLの投資判断引き下げ、業績好調もH株の割高水準は続かないと予想=CLSA(15:36)
CLSAアジア・パシフィック・マーケッツは最新リポートで、世界最大の車載電池メーカー、CATL(
03750/300750)について、H株の投資判断を「コンビクション・アウトパフォーム」から「アウトパフォーム」に引き下げた一方、目標株価を447HKドルから535HKドルに引き上げた。2025年4−6月期決算は好調だったものの、香港上場後にH株は6割超上昇しており、過度に楽観的な見方は株価に織り込み済みと指摘。株価はH株がA株を4割超上回っており、今後もこの状況が続くとは考えにくいとした。一方、A株の投資判断は「コンビクション・アウトパフォーム」を維持し、目標株価を380元から390元に引き上げている。『AAストックス』が31日伝えた。
CLSAはCATLについて、25年4−6月期の純利益は前年同期比34%増、前四半期比18%増の165億元となり、上期の純利益は市場予想の通期利益の47%に達したと指摘。4−6月期と6月中間期の力強い業績を受け、25年通期利益は前年比32%増の690億元に達する可能性があるとした。