JPモルガンは最新リポートで、中国本土の消費関連業界について、2025年の業績は総じて明暗が分かれ、市場予想に沿う内容だったものの、全体としては失望感が残ったと指摘した。年初来では業界需要にわずかな改善が見られるが、依然として低調な水準にとどまっていると分析した。26年を展望すると、イラン情勢を巡る地政学的緊張やコストインフレの不確実性が、企業の利益率に対する圧力を強める可能性があるとした。このため、多くの消費関連企業が明確な利益率見通しを示していないという。中でも食品・飲料企業は原材料コストへの感応度が高く、特に脆弱との見方を示した。『AAストックス』が15日伝えた。
イラン情勢の緊張が続き、原油価格が高止まりするシナリオを前提とした場合、市場は26年下期および通期の利益予想を段階的に引き下げることになると指摘。特に食品・飲料業界への影響が大きいと分析した。
JPモルガンは投資戦略として、三つのタイプの銘柄を選好。具体的には、◇瑞幸珈琲(ラッキンコーヒー:LKNCY)、毛戈平化粧品(
01318)、貴州茅台酒(
600519)などコストインフレリスクの影響を比較的受けにくい企業◇老鋪黄金(
06181)、安踏体育用品(
02020)、仏山市海天調味食品(
03288)、農夫山泉(
09633)など強い価格決定力とコスト転嫁能力を持つ企業◇李寧(
02331)など事業モデルの転換を進める企業――を挙げた。