中国生物製薬(
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TQB3205カプセルは経口投与型の汎KRAS阻害剤で、各種KRAS変異腫瘍細胞の増殖を抑制する。中国生物製薬によると、KRAS変異はヒトのがんにおいて最も一般的なドライバー遺伝子変異の一つであり、世界のがん症例の約30%がKRAS遺伝子変異と関連している。現在、世界で承認されているKRAS阻害剤は標的とする変異サブタイプが限られているため、広範なKRAS変異サブタイプを阻害可能な汎KRAS阻害剤の開発が求められているという。
中国生物製薬はKRAS分野を戦略的分野と位置付けて製品の開発・投入を進めている。2024年には、共同開発したKRAS G12C阻害剤Garsorasib(商品名:安方寧)が中国で承認された。