ブラジル当局はこのほど、中国の自動車・電池メーカー、BYD(
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問題となった工場の建設を請け負った金匠集団は関連する指摘を否定。BYDは報道が出るまで違反行為を把握していなかったと説明している。一方、ブラジル当局は、BYDが請負業者を監督すべき立場にあり、労働条件について最終責任を負うべきと指摘。問題発覚を受けて工場建設は数カ月遅延したが、25年10月にはルラ大統領が工場の落成式に出席し、ブラジルと中国の関係強化の象徴と受け止められている。