中国の人型ロボット開発を手掛けるスタートアップ企業、千尋智能(Spirit AI)は、新たに10億元の資金調達を完了したと発表した。2月に約20億元を調達してから約30日間で再び大型の資金調達を実現し、累計調達額は30億元に達した。『信報』が7日伝えた。
同社によると、今回の資金調達は順為資本と雲鋒基金が共同で主導。達晨財智、銀河源匯、図霊基金、新鼎資本、庚辛資本などが参加した。
データシステム構築に関して、千尋智能は「多様なデータ」を核としたスケールアップ路線を推進しており、すでに20万時間以上の多様な実世界のインタラクションデータ(インターネット動画、遠隔操作、ウエアラブルデバイスによる収集など)を蓄積している。2026年にはデータ総量が100万時間を突破する見込みだ。また、同社が自社開発したウエアラブルデータ収集デバイスは第5世代まで改良され、収集コストを従来方式の10分の1に大幅に削減した。今年4月までに、千尋智能のデータチームは1000人規模に拡大し、モデルの反復開発に高品質な実物理インタラクションデータを継続的に供給していく。
また、3月19日にはJDドットコム(
09618)と戦略提携契約を締結。自社開発の「Moz」ロボットが京東モールのスマート小売シーンに本格導入された。高精度なコーヒー調製業務では、実機による安定稼働を実現するとともに、実際の商業環境で「データ収集とモデル改良」を循環させる仕組みの構築にも成功したとしている。