中国の新興電気自動車(EV)メーカー、小鵬集団(
09868)の何小鵬会長はメディアの取材に対し、低価格路線を採らない方針を明らかにした。「小鵬集団は健全な競争を目指しており、単に安価な車を作るわけではない。10万元以下の車は作らない」とし、低価格・低利益モデルには価値がないとの認識を示した。同社が手掛ける車はスマート化と差別化を前提とし、技術開発もインテリジェンスの差別化を軸に進めると強調している。『第一財経』が5日伝えた。
中国の自動車市場は依然として厳しい競争が続いているが、何会長は「自動車産業は長距離マラソンであり、巨大産業だ。大半の企業が数モデルで成功することは難しい」と指摘。また、「現在の自動車ビジネスは必ずしも良い収益モデルではなく、過度な競争(内巻)が続いている。高品質発展を志向しつつも、ハードウエアとしての自動車は収益性に課題がある」との見方を示した。
何会長は、2030年までには中国市場で一定の規模を持つ自動車メーカーが5社程度に集約されるとの見通しを示した。ただ、新興EVメーカーの競争は想定以上に長期化する可能性があるとみている。
一方、小鵬集団は自動車メーカーからテクノロジー企業への転換を掲げ、4月1日から中国語社名も「小鵬汽車有限公司」から「小鵬集団」に変更した。何会長は、創業初期の10年はEVが中核事業だったが、今後の10年はこれに加え、ロボット、ロボタクシー、空飛ぶクルマ、完全自動運転などフィジカルAI分野を成長軸に据える方針を示している。