南向き取引は売買代金ベースでみると3月は高水準を維持し、香港市場での取引の活発さが続いた。売買代金は買いと売りの合計であり、資金流入の強弱を直接示すものではないが、ETFや大型テック株、資源株に売買が集中する傾向がみられた。
上海ルートでは、トラッカー・ファンド・オブ・ホンコン(
02800)が首位となり、指数連動ETFを通じた市場全体への投資ニーズの強さが表れた。テンセント(
00700)やアリババ集団(
09988)など主力ハイテク株に加え、CNOOC(
00883)も上位に入り、資源関連銘柄への関心も根強い。SMIC(
00981)や長飛光纖(
06869)など半導体・通信関連、小米集団(
01810)といった消費電子株にも売買が広がった。
深センルートでもテンセント(
00700)とアリババ集団(
09988)が上位を占め、香港上場の大型テック株が売買の中心となった。CNOOC(
00883)などエネルギー株のほか、南方東英ハンセンテック指数ETF(
03033)といった成長株指数に連動する商品にも資金が向かった。ポップマート(
09992)など消費関連株の取引も目立つ。
全体として、南向き取引では指数ETFと大型ハイテク株を軸に、テーマ性のある銘柄へ売買が集中する構図が続く。個別銘柄の選別というより、市場全体やセクターに対するエクスポージャーを意識した取引が売買代金ランキングに反映されている。
ストックコネクト制度を通じた南向き取引(本土→香港)の26年3月の売買代金ランキング上位銘柄は次の通り。
■上海→香港
1 トラッカー・ファンド・オブ・ホンコン(
02800):112,203百万HKドル
2 テンセント(
00700):96,437百万HKドル
3 CNOOC(
00883):87,553百万HKドル
4 アリババ集団(
09988):87,446百万HKドル
5 山東墨龍石油機械(
00568):81,489百万HKドル
6 長飛光纖(
06869):63,113百万HKドル
7 小米集団(
01810):49,697百万HKドル
8 SMIC(
00981):41,817百万HKドル
9 ポップマート(
09992):36,858百万HKドル
10 ハンセン中国企業指数ETF(
02828):34,737百万HKドル
■深セン→香港
1 テンセント(
00700):71,850百万HKドル
2 アリババ集団(
09988):63,339百万HKドル
3 CNOOC(
00883):60,716百万HKドル
4 トラッカー・ファンド・オブ・ホンコン(
02800):42,202百万HKドル
5 長飛光纖(
06869):38,877百万HKドル
6 小米集団(
01810):29,721百万HKドル
7 南方東英ハンセンテック指数ETF(
03033):27,150百万HKドル
8 山東墨龍石油機械(
00568):26,047百万HKドル
9 ポップマート(
09992):24,647百万HKドル
10 SMIC(
00981):24,403百万HKドル