モルガン・スタンレーは最新リポートで、民営自動車メーカー大手、吉利汽車(
00175)の投資判断を「オーバーウエート」、目標株価を25HKドルに据え置いた。モルスタ開催のイベントに参加した吉利汽車の経営陣が、2026年の海外販売目標を64万台(うちガソリン車約30万台)と改めて示したことに言及。26年1−3月期の海外販売は20万台に達し、進ちょくは順調としている。『AAストックス』が2日伝えた。
経営陣によると、海外生産能力の拡張では既存工場の活用を優先し、大規模な新設投資は回避する方針。平均車両コストについては約7000−8000元の引き下げを目標に掲げ、メモリーや原材料価格の上昇圧力を相殺する。26年第1−3月期は値引きを抑え、車両1台当たりの利益は大幅に改善。海外市場での1台当たりの利益は国内市場の約3倍にあたる1万3000−1万5000元に達する可能性があると指摘した。
モルスタは、吉利汽車の海外販売の成長と利益率の拡大が長期的な中核戦略であり、コストインフレは抑制可能であると指摘した。26年1−3月期に価格競争が落ち着いていたことも、収益性の維持に貢献しているとの見方を示した。また、26年は製品・技術面での展開が本格化し、「吉利銀河」や「領克(Lynk & Co)」ブランドで新型車の投入を加速すると指摘。4月13日にはiHEV技術を正式発表し、5つの主力モデルに順次採用する計画で、燃費性能は世界同クラスを上回る水準を目指すほか、併せて新たな自動運転ソリューションも搭載するという。