| 2026-04-01 |
中国/投資判断/電子・IT |
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中国のAI関連株に押し目買いのチャンス=UBS
UBSウェルス・マネジメントの最高投資責任者(CIO)オフィスは機関投資家向け見解で、足元の市場調整は過度となっている可能性があり、投資家には質の高い中国の人工知能(AI)関連株を割安なバリュエーションで買い増す機会があるとの見方を示した。『信報』が3月31日伝えた。
UBSは、中国の政策当局が引き続きAIの発展と科学技術イノベーションを支援していると指摘。市場心理とファンダメンタルズの改善に伴い、企業利益、バリュエーション、投資家の持ち高はいずれも段階的な回復が見込まれるとした。中国インターネット業界の12カ月先予想株価収益率(PER)は足元で約13倍と、DeepSeekの発表前の水準に近づいている一方、現在のバリュエーションは過去1年間のAI投資や収益化による成果を十分に織り込んでいないと分析した。
また、MSCI中国指数構成銘柄の2026年の1株当たり利益(EPS)成長率は約13%、テクノロジー分野の利益成長率は20−25%に達する可能性があると予測した。
一方で、中国経済は原油価格上昇に対して一定の耐性があるものの、DeepSeekの新モデル発表の遅れ、業界競争の激化、AI関連支出の増加、規制当局による調査の継続、地政学的対立に伴うリスクプレミアムの上昇などを背景に、市場心理はなお低迷していると指摘。投資家に対しては投資を継続しつつ、原油価格が高水準で推移する局面では、ポートフォリオのリスクを段階的に引き下げることを提案した。