31日の香港市場は軟調か。中東情勢を巡る不透明感から積極的な買いは入りにくいと予想する。トランプ米大統領は30日、自身のSNSで軍事作戦を終結させるため、イランと本格的な協議を行っていることを明らかにした。米国とイランの停戦協議の進展が期待される半面、米国はイランからウランを回収するための軍事作戦を検討しているとも伝わっており、中東情勢に対する懸念が根強い。原油相場の上昇も重荷となるだろう。NY原油先物価格は先週末の1バレル99.64米ドルから102.88米ドルと、終値で初めて100米ドルを上回った。
一方、業績を手掛かりとする個別売買の動きは引き続き活発だろう。前日大引け後に中国銀行(
03988)や中国農業銀行(
01288)、中国鉄建(
01186)、中国神華能源(
01088)などが2025年12月本決算を発表した。きょうは中国海外発展(
00688)、東方電気(
01072)などが決算を発表する予定。また、中国国家統計局が日本時間の午前10時30分に3月の製造業購買担当者景気指数(PMI)を発表する。市場コンセンサス予想は50.1、前月実績は49.0。結果によっては相場の波乱要因となる可能性もある。
30日のNY市場でダウ平均は49米ドル高と3営業日ぶりに反発した。一方、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は3営業日続落。半導体などのハイテク株が下落した。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は、主力株では国際金融株のHSBC(
00005)が香港終値を上回った半面、大型ネット株の美団(
03690)、テンセント(
00700)、アリババ集団(
09988)が下回って引けた。