中国政府系の旅行会社、チャイナトラベル・ホンコン(
00308)は23日大引け後、2025年12月本決算で純損失が2億5000万HKドルを超える赤字に転落する見通しを明らかにした。前年は1億600万HKドルの純利益を上げていた。
同社は赤字転落の主因として、2025年に観光不動産事業の資産と持ち分を株主に分配したことに伴う減損引当金の計上と、同事業でその他包括利益(OCI)に計上していた為替換算差額を一括して損益に振り替えたことを挙げた。投資不動産の公正価値の下落も業績悪化につながった。
同社は、観光地事業の見通しは堅調で、財務状況も引き続き強固だと説明した。2026年1−2月の景勝地・リゾートの来訪者数と旅客輸送部門の輸送人数がともに前年同期を上回った。ホテル事業も安定成長を維持している。また、昨年10月に買収した吉林省松花湖国際度假区開発と中旅(北京)氷雪体育発展が新たな成長源になる見通しを示した。