香港のコングロマリット、長江和記実業(
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売上高が小幅に減少した上、英国通信事業「スリーUK」とボーダフォン英国の統合に伴う会計処理上の損失が104億6900万HKドルに上り、純利益を圧迫した。こうした一過性の損益を除いた基礎利益は7%増えた。
部門別では、通信事業は売上高を15%伸ばしたものの、英国事業の統合による損失が痛手となった。港湾部門はコンテナ取扱量の増加などを背景に増収増益、小売部門も欧州・アジアのヘルス&ビューティー事業の拡大で増収増益となった。財務・投資その他部門は減収となり、全体の売上高を下押しした。
26年の見通しについて会社側は、地政学リスクや貿易摩擦により事業環境は不透明としつつも、事業ポートフォリオが分散しているため影響は抑制可能だとした。また、英国電力事業の売却などを通じて手元資金を確保しており、収益改善につなげる方針を示した。