中国民営自動車メーカー大手の吉利汽車(
00175)は、年初にカナダが中国ブランドの電気自動車(EV)販売を認める合意を締結したことを受け、同国のEV市場への参入に向けた準備を進めている。18日付の外電が伝えた。
吉利汽車の親会社、浙江吉利控股集団の安聡慧最高経営責任者(CEO)はインタビューで、吉利ブランドの車両について、カナダ当局から間もなく認証が得られる見込みだと述べた。安総経理は「カナダ市場だけでなく、ブラジル、南米、東欧、東南アジア市場への進出も検討している。当社のグローバル戦略は現在、主に輸出によるが、今後は現地生産も視野に入れていく」との意向も示した。
これらのコメントは、吉利汽車をはじめとする中国の自動車メーカーが北米での足場拡大を目指す中で、またカーニー首相率いるカナダ政府が製造業を活性化させるために中国からの自動車輸入と投資を促す動きを見せている中で発表された。今年1月、カナダは2024年に課される100%の関税から、年間最大4万9000台の中国製EVを免除することに合意した。また首都オタワは、カナダ企業との合弁事業を通じた中国自動車メーカーの投資を誘致している。これらは、カナダと中国からの輸入品に関税を課しているトランプ米大統領の政策とは対象的な動きといえる。
吉利汽車の株価は日本時間午前10時33分現在、前日比0.50%安の18.06HKドルで推移している。