13日の香港市場で、英金融大手のHSBC(
00005)が大幅安。終値は前日比4.97%安の122.50HKドルだった。スタンダード・チャータード(
02888)も大きく売られている。中東紛争の長期化が警戒されている上、投資ファンドなどが企業に直接貸し付けを行うプライベートクレジット(ノンバンク融資)について投資家の間で懸念が広がり、金融株を手放す動きにつながったもよう。
『信報』によると、米金融大手モルガン・スタンレーや米運用大手クリフウオーターが運用している個人投資家向けプライベートクレジット・ファンドに対する解約請求が急増し、両社は支払いを一部制限した。これを受け、12日の米株式市場で大手銀行やオルタナティブ資産運用会社の株価が急落した。
また、JPモルガンは先日発表したリポートで、欧州銀行のなかでHSBCとスタンダード・チャータードは中東へのリスクエクスポージャーが最も大きく、中東市場が税引き前利益に占める割合はそれぞれ4%と12%に達すると指摘していた。