中国の高級電気自動車(EV)メーカー、蔚来集団(
09866)は、2025年10−12月期に初めて営業損益と純損益の黒字転換を達成した。同社の曲玉最高財務責任者(CFO)は業績説明会で、2026年通期も非GAAPベースでの黒字目標を維持すると述べた。コスト面での圧力はあるものの、今年は大型車5モデルを販売予定であり、大型車の高い粗利率が利益目標の達成を支えるとした。『信報』が10日伝えた。
また、26年には銅や炭酸リチウムを含む主要原材料が値上がり傾向にあり、変動も大きいため、会社のコスト管理と粗利益率に大きな圧力がかかっていると説明した。ただ、26年1−3月期の完成車粗利益率は25年10−12月期と同水準を維持できると予想。通期の状況はまだ明確ではないが、原材料によるリスクを吸収または管理し、通期の粗利益率を合理的な水準に抑える自信があると語った。
新車計画については、蔚来集団は26年に3モデルの新型車を投入する予定。うち、テクノロジー・エグゼクティブSUVの旗艦モデル「ES9」は今年4−6月期に発売される。新型「ES8」プラットフォームをベースにした5人乗りSUVは7−9月期に、「楽道L80」も4−6月期に発売される。
曲CFOは、楽道L90と販売好調な全新ES8を含めた5モデルのSUVが、年間販売台数増加の強固な基盤になるとし、年間の販売台数は前年比40−50%増を目標とする方針を示した。
蔚来集団の創業者、会長兼最高経営責任者(CEO)である李斌氏は、26年の中国乗用車市場全体は昨年と比べて小幅に減少するものの、新エネルギー車(NEV)の普及率はさらに上昇し、特に純電気自動車(BEV)の伸びは非常に力強いものになるとの見方を示した。蔚来集団の製品投入ペースは市場の成長トレンドに沿っており、通年での成長に強い自信を持つ理由だと述べた。