11日の香港市場は神経質な展開か。中東情勢や原油供給を巡る不透明感が強いなか、米国・イスラエルとイランの軍事行動や政府要人の発言に反応して相場が上下しやすいと予想する。決算発表などの個別材料が出た銘柄の売買が中心になりそうだ。
一方、人工知能(AI)が人に代わってパソコン上での作業を行うオープンソースのソフトウエア技術「OpenClaw(オープンクロー)」の関連銘柄を物色する動きが活発となっている。10日の米株式市場で、主要なOpenClawテーマ株の一つとされるテンセント(
00700)の米預託証券(ADR)が前日比10%超上昇しており、きょうの香港市場での値動きが注目される。
10日のNY株式相場は高安まちまち。ダウ平均が小幅に反落した半面、ハイテク株主体のナスダック総合はわずかながら続伸した。原油相場の下落を受けて買いが優勢となったが、イランがホルムズ海峡に機雷を敷設する動きが見られると報じられ、原油価格が下落幅を縮小したことが上値の圧迫要因となった。同日の香港株の米国預託証券は、テンセント(
00700)が香港終値を大きく上回った一方、金融株のHSBC(
00005)、AIAグループ(
01299)、中国工商銀行(
01398)、中国銀行(
03988)が下回って引けた。