10日の香港株式市場で、ハンセン指数は大幅に反発。終値は前日比2.17%高の25959.90ポイントだった。中国企業指数は1.50%高の8710.26ポイント。メインボードの売買代金は概算で3309億2000万HKドル。
ハンセン指数は終始プラス圏で推移し、この日の高値圏で引けた。イラン戦争の終結期待から買いが優勢。トランプ大統領がイランへの攻撃を巡って「予定より前倒しで進展している」、「戦争はほぼ終結したと思う」などと述べたことを受け、急騰していた原油相場が下落した。中東紛争の長期化や原油高が世界経済にもたらす悪影響への懸念が和らいだ。また、午前中に発表された中国の26年1−2月の米ドル建て貿易統計の大幅な予想上振れも支援材料となった。
ハンセン指数構成銘柄では、2025年12月本決算を発表した車載電池大手のCATL(
03750)が9.34%高と急伸。主力株のテンセント(
00700)が7.27%高となったほか、AIAグループ(
01299)、HSBC(
00005)、アリババ集団(
09988)が大幅高となり、指数を押し上げた。半導体受託製造のSMIC(
00981)、製薬株の信達生物製薬(
01801)、医薬品ネット通販の京東健康(
06618)なども上昇が目立った。半面、資源株のペトロチャイナ(
00857)、中国神華能源(
01088)、CNOOC(
00883)、ガス会社の新奥能源(
02688)、海運会社の東方海外(
00316)などが下げた。
ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は2.40%高の5060.53ポイントと大幅に反発。テンセント、SMIC、京東健康のほか、地平線機器人(
09660)、ビリビリ(
09626)、華虹半導体(
01347)が上昇率上位。下落は金蝶国際ソフト(
00268)、BYD(
01211)、蔚来集団(
09866)、小米集団(
01810)の4銘柄のみだった。