6日の香港市場で、世界最大級のオンライン旅行会社、トリップ・ドットコム(
09961)が大幅高。株価は日本時間午後2時35分現在、前日比7.33%高の418.60HKドルで推移している。
同日付『経済通』によると、トリップ・ドットコムはこのほど、10日付でホテル事業者向け管理システム「Ebooking」に搭載していた「AIビジネスアシスタント(価格調整アシスタント)」機能を停止すると発表した。同機能は市場価格を自動でスキャンして比較し、自社の客室価格を自動的に引き下げる仕組みで、市場価格を乱し、ホテルの正常な経営リズムを損なう可能性があるとして、独占的行為との批判が出ていた。
トリップ・ドットコムは、各方面から機能改善に関する意見が寄せられていることを踏まえ、旅行・ホテル業界で広く使われてきた自動価格調整ツールが業界の高品質な発展に合わなくなっていると認識したと説明。こうしたツールの停止により、ホテル間の非合理的な価格競争を抑え、事業者の自主的な価格設定の余地と収益水準の向上につなげる狙いがあるとした。
トリップ・ドットコムを巡っては、中国市場監督管理総局が1月中旬、市場の支配的地位の乱用による独占行為の疑いで正式調査を行うと発表。トリップ・ドットコムは「当局の調査に積極的に協力し、監督上の要求を全面的に履行する」と表明していた。