ゴールドマン・サックスは最新リポートで、テンセント・ミュージック(
01698)の株価が足元で過去5年のバリュエーションレンジの下限付近で推移していることから、リスク・リターンからみて投資妙味があるとの見方を示した。目標株価を90HKドルから78HKドルに引き下げ、投資判断は「買い」を維持した。『AAストックス』が5日伝えた。
ゴールドマンは、テンセント・ミュージックの株価が過去6カ月にわたり下落したことは、市場の懸念が一段と強まっていることを反映しているとした。懸念材料として、音楽ストリーミング・プラットフォームの競合、非サブスクリプション事業およびライブイベントスポンサー事業の構成比上昇に伴う利益率への下押し圧力、さらに人工知能(AI)が音楽産業全体に与える影響などを挙げた。
ゴールドマンは、テンセント・ミュージックの2025年10−12月期について、音楽事業の売上高が前年同期比17%増になると予想。サブスクリプション事業売上高が10%台半ばの増加となり、全体の増収をけん引するとみている。また、26年通期の売上高は前年比で10%台半ばの増加を見込み、利益率は安定的に推移すると予想。サービス提供の拡充と会員業務のマネタイズ強化を通じ、有料ユーザー1人当たり平均収入(ARPU)の引き上げに注力していることが奏功する見通しだとした。
テンセント・ミュージックの5日終値は、前日比1.09%安の54.40HKドルだった。