| 2026-02-28 |
中国/業界動向/証券 |
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A株市場、馬年最初の週は全面高 深セン成分指数は4年ぶり高値
馬年最初の取引週の中国A株市場は全面高となり、主要指数がそろって上昇した。深証成分指数は約4年ぶりの高値を突破。中小型株中心の中証1000指数も約9年ぶりの高値を更新し、投資家心理の改善が鮮明となった。
27日付『証券時報』によると、市場ではレバレッジ資金の回帰が目立つ。信用取引による買い付けは775億元を超え、リスク選好の強まりを裏付けた。業種別では電子が155億元超の買い越しと流入を主導。非鉄金属や電力設備、コンピューター、国防・軍事工業、通信などにも資金が向かった。一方、主力資金はメディアで218億元超の売り越しとなったほか、銀行、非銀金融、食品飲料からも資金が流出した。
3月の全国人民代表大会を控え、政策関連銘柄への物色も活発だ。太陽光や風力、蓄電池など新エネルギー関連指数は過去最高値を更新。環境保護関連も4日続伸し、約7年ぶりの高値を付けた。宇宙開発や人型ロボット、半導体など先端分野も連日の上昇となった。希少金属は週間で15.59%上昇し最高値を更新。ガラス・ガラス繊維や化学、リチウム鉱石なども製品価格の上昇を背景に買われた。
今後の相場について、証券各社は総じて強気の見方を示す。徳邦証券は「人民元高の持続により海外資金の流入が加速し、相場を押し上げる可能性がある」と指摘。政策面では「新質生産力」や「AI+製造」、「グリーン・低炭素」が焦点になるとの見方が多い。AIによる計算力需要の拡大を背景に、光モジュールやプリント基板(PCB)など関連ハードにも関心が向かう。
華泰証券は、足元の流動性はなお潤沢で、高配当銘柄よりもテーマ株や景気敏感株が優位と分析。ロボット、AI応用、通信機器、希少金属、電池などを有望分野に挙げている。